サービス内容
1サーバ冗長化の目的を明確にして、失敗しないシステム設計を実現
サーバ冗長化の手法は多岐に渡り、サーバ冗長環境を構築する目的によって選ばれる手法が異なります。負荷分散、ダウンタイムの短縮、システムの可用性、費用面など、目的や優先順位を明確にすることにより、より効果が高く、納得感のあるサーバ冗長化が実現できるでしょう。
- ホットスタンバイ
-
本番稼働のサーバ、冗長用の待機サーバ共に電源が入った状態で運用され、本番稼働サーバに障害が発生した際、即座に待機サーバに切り替えられる構成です。
サーバ間での障害検知などを行う仕組みが必要になるほか、システムのライセンス費用が二重に必要になることもあり、費用が高額になるケースが多く見られます。 - コールドスタンバイ
-
普段は冗長用の待機サーバに電源が投入されず、本番稼働サーバに障害が発生した際に電源投入を行い、待機サーバに切り替える構成です。待機サーバが利用できるようになるまで、準備を含めた時間が必要です。
待機サーバへの切り替え時には、本番稼働サーバと待機サーバ間でのデータ同期を考える必要があることも多く、人手や時間が必要になりますが、コスト面では有利です。 - クラスタシステム
-
サーバを仮想化し、ハードウェアの障害要因を低減する構成です。親となるホストサーバを複数台用意し、その上で仮想化したサーバを運用します。
ホストサーバに障害が発生した際は、他のホストサーバに仮想化サーバを自動的に移行させます。システムが複雑化しますので、設計・構築費用にコストがかかる他、運用面でも単体サーバとは異なる点で注意が必要です。
2オンプレミス・クラウド問わずに対応
社内やデータセンターに自社のサーバを設置することをオンプレミス環境と呼びますが、オンプレミス環境で冗長化を行う以外に、クラウド環境を利用する方法も一般的になりました。
オンプレミスでは、上記のようにホットスタンバイやコールドスタンバイ、クラスタシステムといった構成で冗長化を図りますが、クラウド環境ではクラウド事業者側で電源やネットワーク、ハードウェア構成が冗長化されているなどあり、従来のサーバ運用の概念とは異なるアプローチで可用性を高めることができます。
オンプレミスからクラウドへの移行、オンプレミスとクラウドの合わせ技(ハイブリット利用)など、お客様の環境、ご要望に合わせた形で実現可能です。
3導入後の運用サポートまでお任せください
GFCでは運用サポートサービスも充実しております。クラウド情シスサービス「あ・うん」や常駐サービスをご利用いただけば、トラブル予防と対応の迅速化により、ITご担当者の対応業務負担の軽減を実現します。