古いExchangeサーバのサポート終了に伴った、 Exchange Server 2010への入替プロジェクト
お客様:S社様
- 業種:
- 投資コンサルティング業
- 従業員数:
- グループ連結約70名
- 拠点数:
- 本社1カ所
投資コンサルティング、不動産の資産運用を手がけている、S社様グループ。以前からExchange Server 2003をご利用になっていましたが、サポート終了の期限が近づいていることを背景に、Exchange Server 2010への入れ替えを行いたいというご要望がGFCとつながりの深いベンダーのもとに寄せられました。ベンダーがハードウェアを販売、基盤構築を行い、Exchangeの構築とデータ移行をGFCにお任せいただきました。
S社様グループがサーバ管理を依頼しているデータセンターにハードウェアが納入・基盤構築がなされた後、そこにリモートアクセスでGFCのエンジニアがExchangeの構築を行う、というスタイルでプロジェクトは進んでいきました。S社様が最も重視したのは、メールデータの移行でした。投資コンサルティング業という事業の特性上、メール履歴の保存はとても重要で、全てのメールの履歴を保存しておきたい、というご要望にお応えするため、Exchangeの機能の一つである「ジャーナル」機能を活用することにしました。
作業
Exchange Server 2003からExchange Server 2010へ入れ替え
既存のExchange Server 2003のサポート期限が切れるのを受け、Exchange Server 2010に入れ替える作業全般を担当しました。
設計
Hyper-Vによる冗長化を前提としたExchange Server 2010の設計
Microsoft社のHyper-Vをベースとした冗長化プロジェクトも、同時に進行。HUB/MBX/CASサーバを冗長構成として設計しました。
作業
メールデータ移行の計画と実施
過去メールの移行も必須。GFCはメールデータの慎重な移行計画の立案と実施を行いました。
メールボックス・ユーザー情報の移行に、細心の注意!
投資コンサルティング業は、メールの過去の履歴を確実に保存しておくことが重要なポイントになります。メールボックス内のデータとユーザ情報のデータを新しいサーバへ移行する作業には、細心の注意を払いました。
監査対応を想定し、「ジャーナル」機能を追加!
Exchangeの機能の一つである「ジャーナル」を活用し、個人のメールボックス以外にメールを受け取り保管する機能を追加。定期的に監査を受ける際に、「ジャーナル」で保存されたメールの履歴を確認出来るようにしました。
S社様の内部で追加した機能の不具合などにもサポート対応!
Exchange構築が完了した後も、S社様の内部で携帯電話から社内メールを見ることができるシステムを導入した際に発生した不具合への対応など、アフターサポートの面からも頼っていただくことがあります。
ご利用いただいたサービス
お客様からこんな声をいただきました
- 問い合わせへのレスポンスが早く、とても助かった
- メールのデータがスムーズに移行できて、業務に支障が起きなかった
- 「ジャーナル」機能のおかげで、監査対応に不安がなくなった