約900台のOSアップデートに対応するMDTでのクローニング・プロジェクト
お客様：P社様
- 業種：
- 建設コンサルタント業
- 従業員数：
- 約900名※グループ連結約2600名
- 拠点数：
- 本社・国内拠点8カ所、海外9カ所
約900台のOSアップデートをスムーズに完了。
建設コンサルタント業を事業とし、グループ全体で約2600名の従業員を擁するP社様。Microsoft社のWindowsXPへのサポート期限が近づく中、全社の端末をWindows7へ移行する必要がありました。P社様の新規端末の購入と既存端末のOSアップデート業務を受託したベンダーより、約900台を数える既存端末のOSアップデートをMDT（Microsoft Developmet Toolkit）によるクローニングで対応してほしい、とGFCへ依頼をいただきました。
MDT（Microsoft Developmet Toolkit）でのクローニングに関する情報やノウハウはあまり多く公開されていない中、GFCでは独自に技術とノウハウを調査・蓄積。複数の種類が存在する端末の機種にそれぞれ対応するドライバや、P社様で使用されるアプリケーションについて、エラーがなくスムーズにクローニングを実施できるような移行方法をGFCで確立し、それを簡単に使用できるパッケージとして納品するところまでを対応させていただきました。
調査
MDTによるクローニングに必要な環境を提案
MDTでクローニングを行う際に必要な専用サーバや仮想マシンなど、事前に整えておいてほしい環境の条件を調査し、提案させていただきました。
設計
スムーズなクローニングが実施できる移行方法を確立
事業所・ユーザ毎に異なる端末の環境を、クローニング後にもスムーズに再現できるよう、ウィザード形式でのツールとして具体化。USBメモリでの簡単配布が出来る準備を整えました。
作業
インストールに不具合がないように万全なテスト・検証を実施
対象端末のメーカー・機種や使用アプリケーションを調査。各端末で必要なドライバやアプリケーションのインストールに不具合がないようテスト・検証に万全を記しました。
機種に応じて自動でドライバをインストールする機能を搭載！
移行対象となる端末のメーカー・機種は、約10種類。それぞれに対応したドライバを各メーカーから事前にダウンロードしておき、接続した機種のドライバを自動でインストールするプログラムを移行ツールに前もって組み込んでおきました。
エラーなくインストールできるよう、時間をかけてテスト・検証！
アプリケーションやドライバを移行ツールで不具合なくインストールできるようにするために、テスト・検証を繰り返してエラーが出ない状態に整える作業を徹底。およそ1カ月半〜2カ月の期間を費やし、エラーをほぼゼロにしました。
情報が少ないMDTでのクローニングのノウハウを独自に蓄積！
MDTによるクローニングのノウハウは公開されているものが少ないので、必要な情報の収集も苦労しましたが、得た情報とGFC内での検証の積み重ねによって、GFC独自のノウハウを蓄積しました。
ご利用いただいたサービス
お客様からこんな声をいただきました
- MDTによるクローニングの技術やノウハウを提供してもらえて助かった
- 丁寧なテスト・検証のおかげで、スムーズにクローニングが実施できた
- MDTによるクローニングがいかに効率的か、よくわかった
